女の子の戦況は日々変わりゆくもの。
毎日、良くも悪くも変わるもの。
運命の出会いは今日かもしれないし、
それを失うのは明日かもしれない。
ティーンエイジャーの女の子は
いつも何かを夢見ながら現実に絶望している。
はやくこんなところから逃げてしまいたいといつも思っている。
いつか童話のお姫様になれるんじゃないかと思っている。
でもその夢がかなわない現実に絶望している。
いつか誰かが救ってくれるんじゃないか、って最後の希望を探すけど
その希望も断たれてしまう。
馬鹿な近所の男の子は
白馬の王子様には到底なれそうにない。
ああ、もう誰も私たちを分かってはくれない。
世界は私たちを助けてくれない。
運命の人だと思っていた人は
全然ダメなやつだった。
もう一生、まともに人を好きになることなんてできない。
もう誰も替りになってくれない。
夢から醒めたら
そこはいつも悪夢。
あたりは気持ち悪いくらい薄暗い
だれも見つけてはくれない。
末の妹はずいぶん帰ってこない。
たぶん楽しくてもう現実になんて帰ってきたくなくなったんだろうから、
そろそろ迎えに行かなきゃいけない。
私たち四人で。
__ヴァージンスーサイズの世界
Haruhi
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