GHOST WORLD
とっても好きな映画になりました。
18歳のイーニドがこの物語の主人公。
あらすじはこんな感じです↓
ロサンゼルス郊外の退屈な町に住むイーニドとレベッカは幼馴染み。高校を卒業したら一緒に住む約束をしていた。卒業後、たまたま出会い系広告に名前を載せていた男をいたずらでダイナーに呼び出し、イーニドはブルース・レコードのコレクター、シーモアと出会う。イーニドと同じく世間に馴染めずにいた彼とイーニドは少しずつ親しくなっていく。
一方レベッカはコーヒーショップで働き始めるが、働きながら一人暮らしをしようとする彼女と、資本主義システムに馴染めないイーニドの、2人の間は段々とすれ違ってゆく。(wiki)
主人公のイーニドのファッションが特徴的なんだけど
とにかくすべてがかわいい!
イーニドは性格も趣味も癖があって
社会になじめず
うまくいかない人間関係に嫌気がさしてる
本当に思春期の女の子を絵に描いたみたい。
自分の興味のあることだけをして、
周りの人(特にレベッカ)を振り回していることに気づいていない?
きっとお父さんお母さん世代が見たら
「あんたがイーニドみたいじゃなくてよかったよ」
って言いそうなキャラクター
だけど
17歳の私からしたら
崇拝に値するような強烈なキャラクターだと思う
ファッションはかわいいし
誰に何を言われても自分のおもむくまま、
風に吹かれて自由に生きている
でも
イーニドはそのキャラクターのせいで
周囲との間に深い溝を感じ、
自分を追いつめてしまう。
自由に生きれない社会が嫌だ
イーニドの問題は
協調性がないことだけだと思う
だってあんな面白い子いたら最高だもん!
たぶんイーニドは迷子なんだと思う。
イーニドは
最後どうなっちゃうのかわからない
イーニドみたいなことを思っている子はそこらじゅうにいるんだろうけど
みんな自己主張しないし、
常識的に周りに迷惑をかけたり
イーニドやレベッカみたいに興味ある人を尾行したりしない
みんなイーニドなのに
それを隠してイーニドが大っ嫌いな
普通で退屈な人になってる。
イーニドの不安定な気持ちが今は痛いほどわかる
それはたぶん私がまだティーンエイジャーだから。
大人になったら
こういう矛盾に満ちた気持ちは収まってしまうのかもしれない。
作中に路上に落ちたジーンズが出てくる。
それは「ありふれた価値観」を表現していて
その上をイーニドとレベッカが何食わぬ顔で踏み歩く
という、解釈があったんだけど、
それってとってもおもしろい。
ジーンズってそこらじゅうはいている人がたくさんいるから
「ありふれた価値観」ってことなのかな。
イーニドとレベッカの息の合ったいじわるトークも
最高におもしろい。笑
高校生、大学生にはぜひ見てほしいなあ
男子の諸君はこの二人のえげつない会話を聞いてほしい。
【人間は複雑で。実際、女性は非常に複雑でクレイジーです。
つまり女性は人間だっただけなんです。】
っていったTaviちゃんの言葉が具体化した感じがした。
イーニドのせいでブーツ買っちゃったじゃない。
Haruhi
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