イシノマキコレクション 2014 フィナーレ
3月末の街歩きワークショップからはじまったこのイシノマキコレクション
最初の頃はみんな仲良くもないし、
はじめて会った子もいて、緊張しまくり。
そして、仲良くなれるのか不安の嵐。
もう、ファッションショーなんてできるのかよ!
状態でした。
でも、何回もワークショップを重ねて、
すてきなゲストの人のお話を聞いたり、
イベントをどうするか話し合ううちに自然と打ち解けあえて
本当にうれしかった。
みんなかわいくて、優しくて、すてきな女子高生。
こんなにすてきな女子高生に石巻にいるうちに出会えた私は
とっても幸せ者です。
みんな大好きだよ。
ここまでくるのにはたくさんつらいことがあったし、
私自身、誰にも頼れなかったり、
頼り方がわからなくて、正直、何度もマキコレをやめたいって思ったことがありました。
どうやって周囲の人とうまくやればいいのか、
自分のことで精いっぱいで誰かを傷つけてしまいそうで
(実際、傷つけてしまったかもしれない)、
めっちゃ怖かった。
本番の前日も、
不安で不安で全体ミーティングの前にボロ泣きしてたし、
当日は当日で、激しいストレスと緊張でめまいがしてた。
けど、当日メンバーのみんなや、モデルさん、スタッフのみんながたくさん集まっていて、
「みんな、マキコレのこと嫌がってないんだな、できそうだな」
って。
周りの大人たちの手を大いに借りて、
イシノマキコレクション昼の部は始まった。
もう、手も足も震えまくりだった。
失敗することも、人の前に出ることも怖くなった。
でも、スタッフの子も、モデルの子も緊張しながら笑い合っているのをみて
本当にマキコレをやってよかったと思った。
昼の部は改善点の多い中、
それでも、たくさんの人たちに見てもらって無事に終わった。
そして、7時から寿ダンスホールでの夜の部
みんなで円陣を組んで気合を入れる。
「最高のショーにしよう!」
すてきな歌声とギターからはじまる
2014 イシノマキコレクション フィナーレ
もう私は満足で終始ニコニコしっぱなし。
メンバーのアイディアのおかげで風船もいいかんじにぶちまけられた。
ショーの準備がぜんぶ整った気がした。
ベッキーからのビデオレターで湧く会場。
みんな画面をみつめっぱなし。
そして、ランウェイショーがはじまる。
私たちはこの一瞬のためだけに。
この4か月間ずっとこの瞬間を感じるために生きてきたんだ。
と、そう思った。
私たちのつくった衣装を着たモデルさんは生きている中でいっちばんきれいな人だったし、
私たちは本当に自己満足だといわれるくらい満足しきっていた。
背中にはマキコレを背負ってた。
石巻のためとか、復興のためとか
そんな難しいことでも、エラそうなことでもなくて、
ただ自分たちの地元で、お世話になった土地で
自分たちがいたあかしを残すことに必死になった4か月だった。
本当にすてきな時間をありがとう。
4か月、こんな私のわがままのために
一緒に戦ってきてくれてありがとう。
来年も、再来年も、石巻でファッションをしよう。
Haruhi
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